10月5日(金)、ブルベ - いってこいビワイチ(DNF)
4時起床。
着替えて車から自転車を降ろす。台風の予報が出ているので、雨に降られる
ことを想定して、チェーンオイルはウェットタイプを選択。まぁ裏磐梯の時
同じチェーンオイルを使って全部落ちちゃったので、あんまり期待してない
けど今回は予備のチェーンオイルも持っていく。
ブリーフィングを済ませて車検をパスし、5時出発。1000kmいってこい
ビワイチスタートー。
序盤から下り基調で、信号も少なく快調に飛ばす。
今回は平坦基調なので、330km先の金山周辺のホテルには15時間くらいで
着く計算。なので、単独では30km/h、誰かの後ろに着く場合は32km/h
くらいを基準にしていく。
平均出力を160w前後にして、早めにホテルに着いて長めに充電(機器類と
身体両方)時間を取る事で、ある程度の出力を維持していく作戦。
アップダウンが多かったので、下りで勢いを付けて登りは省エネ。
それなりに快調でした。すっころぶまでは。
70km地点。緩いくだり(多分1%くらい?)でアームレストに腕を置いた
状態で路面のギャップを拾い、暴れる車体を制御できず、そのまま左(歩道)
側の砂利に向かって落車。
慌てて起き上がって車体を確認。ステムが回ってハンドルが曲がってる。
右ブラケットも内側に曲がってる。(何で左にこけたのに右ブラケットが
曲がるんだろう?未だに謎)ブラケットのゴムが左右共に削れてる。
ハブに仕込んだvolt300のライト部分が見つからない。身体は左半身全部痛い。
volt800のライト側のマウントがひん曲がってる。ジャージはアチコチ
破けてる。
ステムを回してハンドル位置を直し、ブラケットを元の位置に戻す。
volt300は探しても見つからなかったけど、反対車線を見たら粉々になってた。
合掌。破片を集められるだけ集めて道路の端へ。
volt800は点くのでマウントが曲がった状態でとりあえず自転車へ。
この時はまだ走る気マンマンでした。多分落車直後でアドレナリンもドバドバ
出てたんでしょう。
5mくらい押すとフロントホイールがちゃんと回らない。泥よけが干渉してる?
泥よけを付け直して手で回したら…り、リムが曲がってる…。ホイールが
ポテトチップスみたいになってる…。
ぐにょーん。
さすがにリムが曲がるのは想定外。ホイールぐわんぐわん言わせて残り
930kmを走るのはとても無理。
というわけで私の1000kmブルベチャレンジは、わずか70kmで終了。
その場でDNFの連絡をし、通り過ぎるランドヌ達に挨拶しながら近くの
駅まで自転車を押して歩く。多分1kmちょっとくらいだったと思う。
駅に着く頃にはだいぶ落ち着いていて、同時に身体のアチコチが痛み始めた。
中臀筋あたりが熱い。でっかい擦過傷だろうなぁ…。肩が痛いけど打撲で
済んでるかなぁ…。膝や肘も痛い。指の先が血豆だらけ。
インナー、ジャージ、ビブ、レッグカバー、グローブ、全滅。
電車に乗る。輪行袋にヘルメットを入れる時にヘルメット見たらガッツリ
割れてた…。アスファルトにずったような跡もあるし、これヘルメット
なかったら死んでたな…。
落車。レースならわかる。集団で走ってるし、周りを押しのけて前に前に
出なきゃいけない性質上、どうしても他人との接触が避けられないし、必ずしも
自分のせいじゃない(逆に誰かのせいで落車させられたとしたらそれはそれで
怒り心頭だろうけど…)。でも、今回は一般道を走ってる時に起こした
単独自損事故。正直、かなり恥ずかしい。紛れもなく自分のせいだし下手を
すると主催者・参加者・家族・友人・職場みんなに迷惑をかけることになる。
原因は多分色々ある。
アームレストだけじゃなく、DHバーまでちゃんと付けて握っていれば暴れる
車体を抑え込めたかもしれない。
それ以前に、たとえ1%程度の緩い下りでもブレーキから手を離した状態が
良くなかったかもしれない。
もっと速度を抑えていたら、路面のギャップを拾わなかったかもしれない。
でも、多分全ての元凶は己の慢心だろうと思う。
車の運転もそうだけど、一般道では何が起こるか分からない。危険予測を
怠った。どこかで自分は大丈夫と考えていたんだろう。気を付けてても
事故は起こる。それは仕方のないことだけど、運転の仕方によって事故に
あう確率を下げることはできる。自分からわざわざその確率を上げに
いくことはない。今回はそれができてなかった。自ら事故率を上げに
いってしまった。
石和健康ランドに戻ってきた時はホッとした。傷口を洗い流したかったので
入館し、シャワーだけ浴びさせてもらう。さすがに真新しい傷口晒して公衆の
湯に浸かるのはね…。マナー以前の問題。
傷口は腰部の擦過傷が薄く範囲が大きい。
肘と膝はそれぞれだいぶ深い感じがする…。
肩にも打ち付けたような傷。
着替えて車にて自宅へ。運転がかろうじてできる状態で良かった。
自宅に着いた時は全身から力が抜けた。やっぱどっかで緊張してたんだろう。
同居人にも迷惑をかけた。すいませんでした。そしてありがとうございます。