Training Freaks

自転車乗りの筋トレ、トレーニングに関して発信しています。

起源(自転車)

2018年の富士ヒルも終わって、一段落ついたし
他の人のブログを見てちと刺激を受けたので書いてみる。
自分を見つめ直すことで、新たなモチベーションにつながる部分も
あるかもしれないし、それを文字に起こしていつでも見返せるように。

自転車を始めたきっかけ、起源について。

どこまで遡ればいいんだろう。

小学生の時は、皆とあまり変わらない気がする。MTBのルック車を買って
もらってクタクタになるまで外を走りまわったくらいしか記憶がない。

中学生の時は少し行動範囲が広がった。その頃はゲームセンターに入り浸る
あまり素行の良い子供ではなかった。
最寄のゲームセンターが自宅から約10km離れており、そこに通うために
ママチャリを漕ぎまくってた記憶がある。

ただ、その頃はスポーツ用自転車を手に入れるという発想はなく、ママチャリで
十分だと思っていたし、ロードの存在なんて知る由もなかった。今のように
インターネットも無かったし。

高校生の時は自転車に関する記憶があまりない。別の趣味に夢中になってたなぁ。
カードゲームやら、ビデオゲームやら・・・。インドアな人間だった。
ただ、自転車で旅に出たいとすごく強く思ってた記憶が残ってる。
当時ボーイスカウトに所属していて、その時組織として計画書を出して承認を
もらえれば予算が下りるプログラムを実施していたこともあり、自転車で旅行する
計画書まで作ったことがあった。
結局計画倒れに終わったんだけど、「自転車で旅に出たい」という想いは今も
まだくすぶっている気がする。いつか実行に移したい計画のひとつ。

大学生の時は、通学に再び自転車を使うようになった。というのも自宅から
最寄の私鉄の運賃が高くて、定期代を浮かす為に自転車でJR駅まで通っていた。
距離は10km。中学の時に通ってたゲーセンが駅前だったから、再びそこまで
自転車に乗ることになる。この時もまだママチャリ。こうやって振り返ると
ママチャリ歴が長いw

初めてスポーツ自転車の存在を知ったのは社会人になってから。

2011年の東日本大震災の時だ。
当時物流が滞り、ガソリンスタンドにガソリンがない状況が何日か続いた。
その時は車通勤で、そして運悪く自分の車にガソリンがあまり入ってなかった。
(燃料切れのランプが点いてたw)
燃料が切れかけてる車の代わりとして選んだのが自転車だった。
といっても最初は折り畳みの小経車。場所取るのがイヤだったし、通勤に使う
だけだと思ってたし。

ある日の帰宅途中、車道走行中に後ろから同じ自転車に抜かれた。
今ならクロスバイクと分かるけど、当時はそんな名前も知らずカゴの付いてない
スポーティーな見た目の自転車、としか分からなかった。

必死でペダル回してもどんどん小さくなっていくクロスバイク

よく考えたら自転車に乗ってて、同じ自転車に抜かれたのってこの時初めてだった。
中学や大学で自転車に乗ってた時は周りに人がいなさすぎて抜かれるどころか同じ
方向に走る自転車がいなかった。

「同じ自転車でもあんなにスピード出るのもあるのか・・・。」

自転車で速く走ることを意識したのがこの時初めてだった。抜かれたのが何故だか
悔しかったし、その後追い付けなかったのも悔しかった。

それからだ。

インターネットでスピードの出る自転車について調べて、ロードバイク
クロスバイクについて知識を仕入れた。

近所にスポーツ自転車を取り扱ってるショップを探し、そこで初めてのスポーツ
バイクを購入した。

キャノンデールのハードテイルMTBのエントリーモデル。

待て待て待て待てなんでMTBやねんwww
スピード出したかったんちゃうんかいwww

理由はいくつかあるんだけど、そこのショップがMTB推しの店であり、店主から
「スリックタイヤに履き替えればMTBでも十分なスピードが出ますよ」みたいな
ことを吹きこまれて買ってしまったんだ・・・。

結局その後、この店でロードも買うことになるので、いい客だ(笑)。

そこからは文字通り沼だった。

ロードを買い、走行会に参加し、川沿いのサイクリングロードをひた走り・・・。
会社で自転車に乗ってる人がいたので、ツーリングと称して道を教えてもらったり。

自分の行動範囲がどんどん広がるのが楽しかった。
自転車に関する知識が増えるのが楽しかった。
新しい道を走る時のワクワク感がたまらなかった。

その後、しばらく経ってレースに参加することになる。写真を見返すと2014年。
当時、社会人サークルみたいなところに所属して、そこからの参加だった。
1周1km弱のサーキットを5周くらいするクリテリウムだった。
結果はまぁヒドイ。ブービーだった記憶がある。他のチームメイトの方々は比較的
上の順位だった。

2年くらい自転車で色んなところを走りに行って、ある程度体力もついた自負が
あった。でも全く通用しなかった。別次元だった。「あんまり自転車乗ってない
けど付き合いで出てみた」みたいなチームメイトにすら勝てなかった。

悔しかった。
チームメイトと話してる時は笑いながら「みんな速いなーw」とか言ってたけど
内心穏やかじゃなかった。もっと速くなりたいと思った。

そこから今の自分ができる。
レーニング関連の書籍を読み漁り、トレーニング計画を立て、ジムを契約し
パワーメーターを導入し、ローラー台を買い・・・。色んなセミナーや
ワークショップに参加し、毎年トレーニング内容を変えて自分を強化していく
日々を今も繰り返してる。

その指標になってるのが、富士ヒルだ。毎年自己ベストを目指して参戦する。

昨日の自分よりも、1mmでも強く、速く。年齢も年齢だから、限界はあると思う。
限界の中で自分をどこまで高められるか、試してみたい。
自分の身体を使った人体実験が、楽しい。自分に合った方法を探すのが、楽しい。

どうすればもっと速く走れるだろう?
そう考えながら、今日も自転車に乗るのです。