Training Freaks

自転車乗りの筋トレ、トレーニングに関して発信しています。

9月15日(土)、BRM914 裏磐梯600(2)

前回の続き。

PC2~PC3
いよいよ福島の会津へ。約45km。
PC2までは比較的平坦だったけど、この辺から登りが多くなってくる。
普段ならオラオラ登れる斜度の坂も不眠、デカいサドルバッグ、雨に
阻まれ速度が出ない。ノロノロと登っていく。
明るくなると自然と眠気も収まると聞いていたけど、自分の身体は
適用外なのか…眠いもんは眠い。PC5を通過した後の宿で絶対に温泉
入ってガッツリ寝てやる!と心に誓い(それを拠り所に)ペダルを
回す。
PC3でファンタオレンジ、水、卵サンドイッチ、即効元気を摂取。

PC3~PC4
雨の中、狭い道や荒れた路面を進んでいく。工事中の区間が多く
片側通行で強制的に停止させられる場面が増える。
そしてトンネルに入ったところでリアがゴトゴト言うのに気付く。
まさか…と思い降りて確認するとスローパンク…。雨の中のパンク修理って
リムに異物が入りそうでホントやだ…。連鎖的にパンクする可能性大。
結局パンクの原因は特定できなかったものの、タイヤ内に異物がない
ことを確認してチューブ交換。その後は運良くパンクはしなかった。
トンネルを出ると、今までの雨とは打って変わって晴れてる。そして
暑い。
PC4で着込んでいたレインウェア一式を脱いだ。時間は15日(土)13時頃。
PC5を通過した後に宿に行く予定にしていたけど、PC5まで約85km。
しかもここから裏磐梯の登りが本格的にスタート。チェックイン予定時間の
15時までに到着できるわけもなく。宿にチェックインが遅れる旨を電話。
素泊まりだったので特に問題ないとのこと。
PC4でパスタ、水、アクエリアスを購入。

PC4~通貨チェック
約50km。山岳区間裏磐梯ゴールドラインと、レークラインを登る。
夕暮れの晴れた裏磐梯は素晴らしい景色をランドヌール/ランドヌーズに
プレゼントしてくれたものの、足を止める暇も写真を撮る余裕も今の自分には
なく。というのも、現状どんどん宿に滞在できる時間が短くなってる状態だし
暗くなるにつれて鳴りを潜めていた眠気が再びやってきたからだ。それも
強烈に。幻覚・幻聴を引き連れて。
後ろから「きつくない?この登り。大丈夫?」「んーまだ楽な方だと思うよ。」
とハッキリした声がするのに後ろを振り返っても誰もいない。
地面のアスファルトの濃淡(工事したところ色が違ったりする部分)が人の
顔をして「だいじょうぶぅ?」と話しかけてくる。
周りの木々が恐竜やポケモンに見える。身体をゆすって威嚇してくる
(実際は風で揺れてるだけ)。目の焦点を当てた部分がグニャグニャ歪む。
目を開けて寝ながら夢を見てるような状態とでも言えばいいんだろうか。
下りではちゃんとカーブのR通りに曲がってるけど本人は寝てるみたいな
不思議な状態。書いてて良くちゃんと走ってたな私…。
通貨チェック手前でサルの大群が道の真ん中で堂々と食事を取っているので
ベルを鳴らしながら走る。
通貨チェックでコーラをコップ2杯頂き、早々に出発。

通貨チェック~PC5
約30km。すでに真っ暗。2回目の夜。再びライトを点ける。
何故私が宿に固執していたかというと、今回宿の電源で各ライト、バッテリ類を
充電することを前提にしていた為、予備のバッテリを持っていなかったからで
ある。宿無くして2日目の夜間走行は無理。途中で全てのライトが死に途方に
暮れるのは目に見えてる。せめてメインライトのvolt1700と、モバイルバッテリ
の簡易充電だけでもしたい。もう温泉もウェアの洗濯も諦めた。仮眠も多分
無理だろう。でもライトだけは…っ!
アップダウンをこなしPC5に着いた時間は18時50分。パスタ、水、アクエリアス
を購入し、フラフラと宿に向かう。

PC5~宿
約4km。小高い丘の上に宿があり、結構登らされるw
入口が分からず迷うw
一刻も早くチェックインして充電したいのに…っ!!!!!!
はやる気持ちを抑え、19時30分頃チェックインし、カギを受け取る。
フロントで自転車を預かってもらい、部屋へ。
部屋に入った瞬間に真っ裸に!ウェアを洗濯する時間はないので
部屋にあったリセッシュを着ていたウェア全部にぶっかけ、扇風機の
風を当てる。volt1700とモバイルバッテリーを充電機へ。
部屋のシャワーを浴びる。股の部分がザクザク切れてる感じがする。
雨に濡れたからだと思う。ヒリヒリする部分にお湯をかけて消毒。
手早く頭と身体を洗った後、歯を磨く。身体を拭いて、裸のままベッドへ。
時間は20時20分。10分タイマーをかけて目を閉じる。

結局5時間仮眠を取る予定だったのが、実際はたったの10分…。
心の支えだった大休憩がこんな形に変わってしまうとは…。

ただ、形はどうあれ濡れたウェアは乾いていい匂いがするし、シャワーで
身体は流せたから割とリフレッシュした。何より歯を磨けたのが良かった。
サッパリしてリセットできた感が強い。
短時間だったけど充電もできた。volt1700が途中で死ぬかもしれないけど
その時は温存しておいたvolt300と、ヘッドライトで走ろう。暗くで危険
だったら明るくなるまで仮眠取ってもいい。

たった10分の仮眠だったけど、そこそこリフレッシュして21時前に
チェックアウト。サドルバッグやライト類を付け、PC6を目指して再び
走りだす。

続きます。