Training Freaks

自転車乗りの筋トレ、トレーニングに関して発信しています。

9月16日(日)、BRM914 裏磐梯600(3)

前回の続き

PC5~PC6
折り返し。約60km。会津から白河方面へ南下していく。
ルートは街灯ひとつ無いアップダウンの続く県道。ここでvolt1700
無かったら走れなかったな…。
しかしライトの灯は点いていても意識の灯は今にも消えかけ…(笑)
それもそのはず、ここまでで取れた仮眠時間はわずか30分(!)。
すぐに睡魔が襲ってくる。

この辺りから自転車の上で完全に寝はじめる。どうもいよいよ限界
くさい。対向車線にはみ出す程蛇行するわ、ハンドルから手が離れて
「ハッ!」とするわ、危うくバランス崩して落車しそうになるわ…。
いずれも車がいたらアウトになるものばかり。これはいかんと思い
電話ボックスの脇に自転車を立て掛け15分程仮眠。これだけでも
多少はマシになる。

再び雨が降ってきたので、レインウェアを着込む。折角乾かしたのに…。
まぁ気温が下がって(15℃くらい?)寒かったのでちょうどいいか。

PC6にはクローズの30分程前に到着。パスタ、アクエリアス、水
即効元気を摂取。貯金30分か…。この先国道や市街地を走るので
蛇行しまくるのは危ない…。借金してでも寝るか…。と思いここで
まさかの50分仮眠。

50分後、寒くて起きる。雨は止んでたけど、寒い。寒くてこれ以上は
寝れそうにないし、走って身体動かしたらあったかくなるだろと思い出発。

PC6~PC7
約100km。
走り始めてしばらくしたらここでvolt1700の寿命が尽きる。
良くここまでもってくれたわ…。
国道沿いがメインだから周囲が明るいし、後2時間もすれば空も
白んでくるのでvolt300とヘッドライトのみで十分走れた。
すでに借金状態だからある程度速度を上げて走らなければならないけど
相変わらず眠くて出力が上がらない。20km/hくらいでヘロヘロ走る。
PC7へはクローズ20分前に到着。貯金20分。だんだん減ってくるな…(笑)
水、アクエリアス、即効元気、卵サンドイッチ、おにぎりを購入。
日が昇って暖かくなってきたのでここでレインウェアを脱ぐ。
その後20分仮眠。

PC7~ゴール
約100km。
PC7で仮眠もとったので、1時間程借金状態。ただ、ここから下り基調の
平坦だし、よほどの事が無い限り時間外にはならないだろう。PC7にいた
スタッフの人も「余裕やろ」って言ってたし(フラグ)。

常陸大宮からさらに南下し、筑波を通ってゴールまで。
途中筑波山の湯袋峠から風返し峠を通るワケのわからないコースだけど
(出発前のブリーフィングで「ずーっと下りだとつまらないでしょうから…」
と言われ乾いた笑いが起きてたけど、今は笑いごとじゃない)なんとかなる
ハズ。晴れてるし、暖かくなってきたし。

しかしいざ登り始めてみるとキッッッッッツイ!!!
というか重い!押して歩いた方が速いんじゃねーかくらいの速度でノロノロ
ノロノロ登る。多分4-5km/h位。トレーニング中であろうローディーの方に
1万払ってサドルバッグ上まで運んでもらおうか本気で考えるくらい重かった。

亀みたいな速度で湯袋、風返しを抜けてスカイラインのアップダウンをこなし
不動峠の下り。連日の雨のせいか苔だらけの枝葉だらけ。ここでも速度は
出ず、ゆっくり下る。

下った後は筑波の市街地を抜けるんだけど、休日の午前中とあって渋滞峠と
信号峠。…。ねぇこれ本当に時間内にゴールできるんだよね?
ようやく市街地を抜け、バイパスに入った辺りで現在時刻とゴール到着予想
時刻を疲弊しきった脳みそで計算してみる。…25km/h巡航くらいじゃないと
間に合わんやんけ。25km/h巡航ってことは信号ストップとか考えると
走ってる間は30km/hくらいじゃないとダメなわけで…は?え?無理じゃね?

550km以上諦めずに寝不足なって雨の中走ってきて。

宿に8500円払って1時間しかいなかったのに。

それで間に合いませんでしたーって。

今の自分にとって時間外完走なんてクソ程の価値もない。

欲しいのは時間内完走の認定であって自己満足の完走実績
じゃねーーーーーんだよ!!!!!完走目的なら宿で10時間くらい爆睡
しとるわ!!バカかよ!!!膝の具合とか知ったことかー!

というわけで580km地点から必死の全開走。
バイパスというのもあって、横を走る車のスリップストリームを受けながら
エアロポジションを維持する。幸か不幸か、膝の痛みは感じない。眠気も
吹き飛んだ。アドレナリン的な物質が出まくってる感じ。

…結局、ゴール付近の渋滞峠もあって、ゴールには5分オーバーで到着。

5分オーバーwww600km走って5分オーバーwww

受付に飛び込んだら、多少の時間前後は、割と緩めに見てくれるとのこと(!)
(じゃあ全開走しなくても良かったんじゃ…という突込みはなしで…
悲しくなるから…)で、600km、40時間ジャストで認定頂きましたー。
イメージ 1


乗鞍の帰りに買ったステッカーの面目も保てたゾ!
イメージ 2

ゴール後、しばらくしてから全身に疲労感が襲ってくる。
ちょっとオマケしてもらったけど、無事認定をもらったのと、走り終わった
後の安堵感からか。膝も痛み出したけど、眠気の方が勝るかな…。

スタッフに挨拶し、車に戻り自転車を積み込んだ後、近くのスーパー銭湯へ。
少しでも仮眠取らないとまともに運転できる気がしない…。
風呂に入った後に揚げ出し豆腐ととろろうどんを胃袋に入れて、リクライニング
チェアで即気絶。1時間30分程仮眠を取った後、お家へ。


【反省点】
・膝が不安だったとはいえ、温存しすぎた。もう少し速い速度域で走るべき。
・仮眠をもっと取るべきだった。単純に危ない。まとまった仮眠時間を取る
 ためにも、速い速度域で以下略。
・スカスカの出力で走ったので、サドルとハンドルへの圧が強く未だに尻と
 手が痺れる。もっとペダルに荷重をかけるべく、速い速度域で以下略。

【良かった点】
・本編には記載しなかったけど、登りの最中いかに膝に痛みを出さないように
 登るかを試行錯誤し続けた結果、割とイイ感じの身体の使い方ができる
 ようになった。今度LT領域で使えるかどうか試したい。
・補給食。飽きなかった。口に入るナッツとラーメン、フルーツのバランスが
 微妙に変化して最後まで食べ続けられた。片手で蓋の開閉ができるところも
 ポイント高い。

今回のパワーデータ。スタート~PC5
イメージ 3

PC5~ゴール
イメージ 4

後半はもう足が回らなくて、速度を維持する為に重めのギアを使って走っていた
せいか、ケイデンスが極端に低いw下り基調だったので、パワーも低いw

600kmという距離を走ったのは初めてだったのですが、色々と勉強になった。
最も重要なことは、「ちゃんと寝る」ことかな!w
ちゃんと寝る為に疲れるのはやむなし。人間寝ないと始まらないということを
ものすごーく実感した40時間でしたとさ。次はもうちょい上手くマネジメント
して走りたい。