シーズン中も筋トレは継続すべき
富士ヒルが終わって1週間。ようやく体調が回復し、少しずつトレーニングを再開。その中で痛感したのが、トレーニングにおける原理原則のひとつ。
可逆性の原理。
意味はざっくり言うと
「トレーニングをやめると、身体はやめた状態に適用しようとして元に戻る。」
この可逆性の原理を痛感した経緯は以下の通り。
富士ヒルに影響が出ないよう、筋トレに関してもテーパリングを実施していた。具体的には疲労を抜いてパフォーマンスを上げる為に、本番日が近づくにつれて少しずつボリュームを減らしていった。テーパリング期間は約2週間。その後、丸1週間身体を動かさず体調回復に努めた為、筋トレ的には約3週間普段よりもボリュームが少ない or 実施しない期間が続いた状態だった。
そして昨日。3週間ぶりに通常のボリュームに戻した時に今までこなせていた重量や回数がこなせなくなっていた。
ある程度は覚悟していたけど、こんなに短い期間でこんなに戻るのかよ…という印象だった。3週間のうち、2週間はボリュームを落としていたにせよそれなりにやっていたにも関わらず、だ。
上記体験から導き出される自分的結論がタイトル。
「シーズン中も筋トレは継続すべき」
過去に立てたトレーニング計画で「シーズンオフの時に集中的に筋トレやって、いわば筋肉の貯金を作って、シーズン中は自転車の練習に集中したらパフォーマンスめっちゃ上がるんじゃね?」というのがあり、これがダメな計画であったことを自らの体験で証明してしまうことになった。
たった3週間でパフォーマンスが落ちるのに、オフシーズンの筋トレ効果がシーズン終了まで続くわけがない。少なくとも自分の身体では。
筋トレはパフォーマンスアップの他にも怪我防止や柔軟性アップ、運動効率の改善といった側面もある。こういった効果にも可逆性の原理は適用されるため、シーズン中筋トレをやらないとシーズン終盤になって怪我をしたり、受傷の確率が上がる。パフォーマンスも落ちる。そうすると、オフシーズンは怪我を治すことから始めなければならないため、翌シーズンにも影響が出てくることを考えると、シーズン中もある程度の強度を維持して継続することが一番の近道なのかもしれない。
トレーニングに筋トレを取り入れている、これから取り入れようとしている人の計画の一助になれば幸い。
<編集後記>
筋トレ終わった後、生まれたての小鹿みたいにプルプル状態になったのが久しぶりすぎてなんだか新鮮だったけど、翌日(今日)のバキバキ度合いが酷過ぎてやっぱり継続的にやった方がいいと改めて強く思いました。